
01 —
Miter
留め
木口同士を45度に落として合わせ、正面から木口を見せない納め方です。刃物の角度だけでなく、木が将来動く方向を見て0.3mm前後の逃げを取ります。接着後は面を一度につなげ、光を当てて線の揺れを確認します。
One line, many decisions
美しい納まりは、線を細くすることだけでは生まれません。温度で伸びる鋼、湿度で動く木、ほとんど動かない石。それぞれの変化を読み、必要な逃げを残しながら、正面からは静かな一本の線に見せます。

01 —
留め
木口同士を45度に落として合わせ、正面から木口を見せない納め方です。刃物の角度だけでなく、木が将来動く方向を見て0.3mm前後の逃げを取ります。接着後は面を一度につなげ、光を当てて線の揺れを確認します。

02 —
目地
異素材の間には標準2mmの目地を設けます。細く見せることより、奥行きと下地の構成が重要です。動きに追従するバックアップ材を仕込み、表面の充填材だけへ力が集中しない断面をつくります。

03 —
見切り
厚み1.5mm前後の見切り材は、異素材の段差を受け止める小さな部材です。色、反射、木目の向きを見ながら、消すのではなく、空間を整える一本の線として位置を決めます。

04 —
含水率管理
木は含水率8〜10%を目安に整えてから加工します。工房内だけでなく、設置する室内の空調や日射も確認します。数字を測り、木取りを変え、必要なら加工の手を止めて待つことも製作の一部です。

05 —
現物合わせ
図面の寸法を守りながら、最後は現物に合わせます。壁のわずかな倒れ、床の不陸、石の個体差を原寸で拾い、工房と現場を往復して調整します。完成後に見えなくなる判断ほど、取付前に丁寧に残します。